2014年06月11日
我が友「詐欺師N君」 「豪傑H君」
かくして中の町社交街に繰り出したNと私は とある2階、ピアノ生伴奏のある 見るからに高そうなバーに入った。
彼は慣れた仕草で酒、つまみ等を注文して「今日は君に世話になったからここの勘定は私が持つからゆっくりしていってくれ」と言った。しかし勘定を彼が持つといっても そもそもその原資は私が用立てした金からでるんじゃないか、と少ししっくりとしない思いがした。まあ、とにもかくにも3時間ほど飲んで私は那覇に帰ったのだが、あまり釈然としないのでT証券のKさんにこれまでの経緯を話したら、「え、君のところまで訪ねてきていたのか!」と驚いた様子であった。
Kさんの話によるとNは2年くらい前にT証券を退職し現在は以前の顧客を訪ね歩き、例の鉱物採掘権の地図を餌に詐欺まがいの事をしているらしい、との話をしたのだ。やはり何かおかしいなと思ってはいたのだが、それで私に金の無心をしたのだな、と合点がいった。その後3ヶ月程してNから電話があり「那覇まで行く途中だがタクシー代が足りないので1万円貸してくれ」というのだ。前に貸した16万円もまだ返してもらってないのに、またかと思い、「あいにく今日は金を持ってないし前貸した金も返してもらってないから俺も弁当代に事欠いているくらいなので俺の借金を返してくれ」と答えたら「今はないが、その内必ず返すから今日は何とかならないか?」との事。「那覇に行くのなら、金は無いが俺のバイクなら乗っていっていいからとりに来い。」と言ったら流石にこたえたのかそれで電話は切れてしまった。
株で儲かっていた頃買った乾燥機・・・殆ど使うことなく愛猫たちの餌貯蔵庫に
結局Nと再会したのは貸した金を返済してもらうため私が打った芝居にNが引っかかり耳を揃えて持参した沖縄市与儀?有名なモーテル街がある329号線沿の ある養鶏場の前であった。私は友人の面倒見はいい方だが裏切りは絶対に許さない(笑)
・・・怖いな
Nから利息はもちろん、取ってないが
それ以上にいいものを提供してもらった。
私もだいぶ借金をしてきたが今は殆ど完済した
。しかも友人から受けた恩を裏切るような真似は絶対にしない。
平成4年に今のマンションを購入し首里から越してきた。もちろん借金をして購入したマンションだ。その頃は未曾有の好景気に湧いていたバブルが最盛期を過ぎまさに今からはじけつつある時期で、株式投資に入れ込んでいた私は借金やら何やらして集めた500万ほどの金を殆ど株に投資していたのだが連日の凄い値下がりで、あっというまに含み損が増え、株を処分しようにもできない時期であった。処分すれば資産の減少が確定してしまうがそのまま持ち続けておけば確定はしないのである。当時、両親を相次いで亡くし、しかも1人長男である私はお墓の建造をしなければならず、しかも2基分の墓(祖父母と父母のを別々に)で、墓だけの建造費で300万かかるし、金の工面をするため遂に株を処分した結果500万の株が半分以下の価値になってしまい大きな損失を被りまた借金をするはめになってしまったが怖さはなかった。逆にどうせ借金するんだったら大きく借りようと思ったし大きい金の動かし方、借り方、借りた金の返す順位等々貴重な経験をしたものだ。そのような中、友人の不動産業者から紹介され購入したのが今のマンションなのだ。
その時ある親友から150万借金し、100万は4年で返済し終わったが、残金50万はかなり長い事(15年以上か?)そのままにしてあった。私としては早く返済しないと!と思いつつも子供たちの成長と共に膨らむ一方の生活費、教育費等々でついその友人に甘えてしまった形である。しかしその友人Hもその間、私に一度の催促もした事がない(15年間もである)し私も
返済の猶予を申し入れた事もなければ連絡を入れた事もなく彼が沖縄にいるのか、内地に行ったのか、等々も知らずに時は流れていった。つまり一般的に言えば借金債務は消滅時効にかかってもいい時期を経たのだ。しかし私に消滅時効云々は全然考えた事はなく、最近になって ようやく彼に返済する金の当てができたので、15~6年ぶりに電話を入れたら、まるで昨日今日の借金のやり取りみたいにごく自然に話が弾み近くの居酒屋へ。 私はこれまでの非礼を侘びたが 彼は一言の恨みがましいことも言わず、しかも私がせめてものお礼に、ということで上積みした利息15万円
も受け取る理由がないという、銀行に預けてもそんなに利息は付かないし、利息で私から儲かろうという気はサラサラないというのである。「それでは私が困るから」と言っても頑として聞かず、1万円だけ貰うというのだ。これには私も呆れたが彼の男気を認めてやらんといけないと思った。それで暫く時をおいてから彼のお母さんに それとなく渡そうと思っている
。勿論彼には内緒でだ。
NとHどちらも私の友人だし2人を比べてはいけないのだが何となく淋しい思いだ。
話の内容がかなり生臭くなってきましたが、内容は全てノンフィクションです、リアリティを出すため少しイヤミな写真 の投稿もありますがご容赦ください。
さあ、次回は儲かった株、泣かされた株・・・どんどん深みに
・・・
彼は慣れた仕草で酒、つまみ等を注文して「今日は君に世話になったからここの勘定は私が持つからゆっくりしていってくれ」と言った。しかし勘定を彼が持つといっても そもそもその原資は私が用立てした金からでるんじゃないか、と少ししっくりとしない思いがした。まあ、とにもかくにも3時間ほど飲んで私は那覇に帰ったのだが、あまり釈然としないのでT証券のKさんにこれまでの経緯を話したら、「え、君のところまで訪ねてきていたのか!」と驚いた様子であった。
Kさんの話によるとNは2年くらい前にT証券を退職し現在は以前の顧客を訪ね歩き、例の鉱物採掘権の地図を餌に詐欺まがいの事をしているらしい、との話をしたのだ。やはり何かおかしいなと思ってはいたのだが、それで私に金の無心をしたのだな、と合点がいった。その後3ヶ月程してNから電話があり「那覇まで行く途中だがタクシー代が足りないので1万円貸してくれ」というのだ。前に貸した16万円もまだ返してもらってないのに、またかと思い、「あいにく今日は金を持ってないし前貸した金も返してもらってないから俺も弁当代に事欠いているくらいなので俺の借金を返してくれ」と答えたら「今はないが、その内必ず返すから今日は何とかならないか?」との事。「那覇に行くのなら、金は無いが俺のバイクなら乗っていっていいからとりに来い。」と言ったら流石にこたえたのかそれで電話は切れてしまった。
株で儲かっていた頃買った乾燥機・・・殆ど使うことなく愛猫たちの餌貯蔵庫に

結局Nと再会したのは貸した金を返済してもらうため私が打った芝居にNが引っかかり耳を揃えて持参した沖縄市与儀?有名なモーテル街がある329号線沿の ある養鶏場の前であった。私は友人の面倒見はいい方だが裏切りは絶対に許さない(笑)
・・・怖いな

それ以上にいいものを提供してもらった。
私もだいぶ借金をしてきたが今は殆ど完済した
。しかも友人から受けた恩を裏切るような真似は絶対にしない。
平成4年に今のマンションを購入し首里から越してきた。もちろん借金をして購入したマンションだ。その頃は未曾有の好景気に湧いていたバブルが最盛期を過ぎまさに今からはじけつつある時期で、株式投資に入れ込んでいた私は借金やら何やらして集めた500万ほどの金を殆ど株に投資していたのだが連日の凄い値下がりで、あっというまに含み損が増え、株を処分しようにもできない時期であった。処分すれば資産の減少が確定してしまうがそのまま持ち続けておけば確定はしないのである。当時、両親を相次いで亡くし、しかも1人長男である私はお墓の建造をしなければならず、しかも2基分の墓(祖父母と父母のを別々に)で、墓だけの建造費で300万かかるし、金の工面をするため遂に株を処分した結果500万の株が半分以下の価値になってしまい大きな損失を被りまた借金をするはめになってしまったが怖さはなかった。逆にどうせ借金するんだったら大きく借りようと思ったし大きい金の動かし方、借り方、借りた金の返す順位等々貴重な経験をしたものだ。そのような中、友人の不動産業者から紹介され購入したのが今のマンションなのだ。
その時ある親友から150万借金し、100万は4年で返済し終わったが、残金50万はかなり長い事(15年以上か?)そのままにしてあった。私としては早く返済しないと!と思いつつも子供たちの成長と共に膨らむ一方の生活費、教育費等々でついその友人に甘えてしまった形である。しかしその友人Hもその間、私に一度の催促もした事がない(15年間もである)し私も
返済の猶予を申し入れた事もなければ連絡を入れた事もなく彼が沖縄にいるのか、内地に行ったのか、等々も知らずに時は流れていった。つまり一般的に言えば借金債務は消滅時効にかかってもいい時期を経たのだ。しかし私に消滅時効云々は全然考えた事はなく、最近になって ようやく彼に返済する金の当てができたので、15~6年ぶりに電話を入れたら、まるで昨日今日の借金のやり取りみたいにごく自然に話が弾み近くの居酒屋へ。 私はこれまでの非礼を侘びたが 彼は一言の恨みがましいことも言わず、しかも私がせめてものお礼に、ということで上積みした利息15万円
も受け取る理由がないという、銀行に預けてもそんなに利息は付かないし、利息で私から儲かろうという気はサラサラないというのである。「それでは私が困るから」と言っても頑として聞かず、1万円だけ貰うというのだ。これには私も呆れたが彼の男気を認めてやらんといけないと思った。それで暫く時をおいてから彼のお母さんに それとなく渡そうと思っている
。勿論彼には内緒でだ。
NとHどちらも私の友人だし2人を比べてはいけないのだが何となく淋しい思いだ。
話の内容がかなり生臭くなってきましたが、内容は全てノンフィクションです、リアリティを出すため少しイヤミな写真 の投稿もありますがご容赦ください。
さあ、次回は儲かった株、泣かされた株・・・どんどん深みに

Posted by 阿麻和利 at 23:28│Comments(0)
│筆のむくままに・・・